私は、AIを「優秀な部下」のように考えています。
こう書くと、AIにブログ記事を全部書かせて、自分は何もしないという意味に受け取られるかもしれません。
でも、私が考えているのは反対です。
自分が何を伝えたいのかを決め、経験を材料として出す。AIにはその材料を整理してもらい、最後に出てきたものを自分で確認する。
それが、今の私が考えているブログ記事づくりの役割分担です。
私は土木工事の現場監督として働いています。AIやブログについては、まだ勉強している途中です。ChatGPTとClaudeを使い始めていますが、使い方をマスターした人として話すつもりはありません。
この記事では「AIで記事を何分で作るか」ではなく、現場監督として人と仕事を管理してきた私が、AIにどこまで任せたいのか、なぜそう考えるのかを書いてみます。
現場監督の仕事は、任せたら終わりではありません
高校を卒業して土木の専門学校へ進み、それからずっと建設業・土木の仕事を続けてきました。会社は3回変わりましたが、仕事のジャンルは変わっていません。
現在は現場作業員ではなく、土木工事の現場監督として工事の進み具合や人、工程を管理しています。
現場では、自分一人がすべての作業をするわけではありません。
関係する人たちがそれぞれの仕事を進めます。現場監督である私は、全体の目的や予定を見ながら、進み具合を確かめ、必要があれば調整する立場です。
誰かに仕事を任せたからといって、自分の責任がなくなるわけではありません。
何をしてほしいのかが伝わっていなければ、相手は判断に迷います。作業が進んでいても、目的と違う方向に進んでいれば、そのままにできません。
「任せる」と「放っておく」は違います。
私は、AIに仕事を頼むときにもこの違いを忘れたくないと思っています。

人や工程を管理する仕事で考えてきた「目的を伝え、途中を見て、判断する」という姿勢を、AIとの協働にも活かしたいと思っています。
「優秀な部下」は、何でもわかる部下ではありません
ChatGPTやClaudeを使ってみて感じるのは、自分だけでは整理しきれない考えを、言葉にする手伝いをしてもらえる可能性です。
私は以前、ブログとアフィリエイトに挑戦していました。情報商材を買い、その教材に沿って電子マンガのアフィリエイトサイトを大量に作りました。
一度は10万円ほどの収益を得たこともあります。
それでも続けられませんでした。
記事の作り方がわからなくなり、どう進めればよいのか見えなくなったからです。本業から帰って深夜まで、朝も早く起きて出勤前に作業していましたが、自分がしていることが無意味に感じられ、最後は作業から遠のきました。
教材に沿って作業を進めることはできました。でも、記事の作り方で迷ったとき、自分が何に困っているのかを整理することはできませんでした。
「もっと作業しなければ」という気持ちと、「そもそも何をすればよいのだろう」という気持ちが、同時にあったと思います。
今振り返ると、その二つを区別できないまま作業時間だけ増やしていたことも、続かなかった理由の一つかもしれません。
もし当時AIがあれば必ず続いた、とは言えません。
ただ、記事のどこで迷っているのかを言葉にして、次に考えることを一緒に整理できる相手がいれば、あのときの進め方は少し違ったかもしれないと思います。
だから、AIを優秀な部下と呼んでいます。
それは、何でも正しい答えを知っているからではありません。
こちらが目的を伝えたときに、質問を返したり、考えを並べ直したり、下書きの形を提案したりできる相手として見ているからです。
もちろん、その提案が自分の経験と合っているかは、こちらで確かめる必要があります。
本人が出さなければ、記事の核はできません
このブログでは、50代になった今、自分の人生にも注意を向け始めたことを書いています。
4人の子どもたちが少しずつ自立し、本業や子育てだけでなく、両親や妻と過ごす時間、自分の学習や遊びにも目を向けたいと思うようになりました。
こうしたことは、AIが知っていたわけではありません。
過去にアフィリエイトで収益が出たことも、その後に記事の作り方がわからず挫折したことも、私が経験した出来事です。
AIに「50代の副業について記事を書いて」とだけ頼めば、年齢や副業について一般的な文章は作れるかもしれません。
でも、私がなぜ今もう一度始めたいのか、何が怖いのか、これから何を大事にしたいのかは、こちらが伝えなければわかりません。
以前の挑戦について考えるときも、「アフィリエイトで失敗しました」の一言だけでは足りないと思います。
サイトを大量に作ったこと。約10万円の収益が出たこと。帰宅後の深夜と出勤前の早朝に作業していたこと。そして、記事の作り方が見えなくなり、作業に意味を感じられなくなったこと。
それぞれを話して初めて、自分にとっての失敗がどういうものだったか伝わります。
ブログの核になる材料は、私自身が出す。
これはAIに任せない仕事だと考えています。
AIには、私の話を整理する仕事を頼みたい
一方で、自分の経験を話せたとしても、それを読む人に届く記事にするのは簡単ではありません。
自分の中ではつながっている出来事も、初めて読む人には順番が飛んで見えることがあります。何から書き始めればよいのか迷うこともあります。
これは、過去に記事作成で手が止まった私にとって、避けて通れない部分です。
そこで、AIには「私の話を整理する仕事」を任せたいと思っています。
たとえば、いきなり本文を作るのではなく、私が話した内容に足りないところがあれば質問してもらう。
そのうえで、読む人が理解しやすい順番を考えてもらう。
長すぎる部分、説明が足りない部分、前後で矛盾している部分があれば教えてもらう。
ここまでが、今の私がAIに期待している役割です。
私の答えより先にAIが体験を作るのではなく、私が出した材料を理解し、伝えるための形に整えてほしい。
特に、まだ自分でも考えがまとまっていないとき、質問を通して頭の中を整理できれば助かると思っています。
ただし、これは私がこれから身につけたい使い方でもあります。どんな頼み方がうまくいくのか、ChatGPTとClaudeでどう違うのかは、実際に試しながら見つけていきます。
最後に判断するのは、書く本人です
AIが整えた文章は、読みやすく見えることがあります。
でも、読みやすいことと、自分が本当に言いたいことが伝わっていることは別です。
文章の中に、実際には経験していないことが混ざっていないか。
気持ちを大きく言いすぎていないか。
言葉遣いが、私の普段の距離感と合っているか。
まだ試していないことを、試した結果のように書いていないか。
こうしたことは、最後に私自身が確かめる必要があります。
たとえば、私が過去のアフィリエイトについて書くとき、約10万円の収益だけを目立たせた文章にしてしまえば、そのあと続けられなかったことが見えなくなります。
反対に、「失敗した」の一言だけで終わらせても、収益が出たのに何がわからず手が止まったのかは伝わりません。
この両方を残して初めて、自分の経験として読んでもらえると思っています。
文章を作る道具が便利になっても、その違いを見分ける仕事は残ります。
現場監督として、工事の進み具合を自分の目で確かめるのと同じように、記事が自分の経験から離れていないかを確かめたいと思っています。

経験と目的は私が出す。質問と整理はAIに手伝ってもらう。事実を確かめ、公開するかどうかは私が判断する。
任せる仕事を増やす前に、伝え方を学びたい
AIを「部下」と考えるなら、使う側の自分も仕事の頼み方を学ばなければいけません。
現場でも、目的が曖昧なまま人に任せておいて、思ったものと違うと言うだけでは、うまく進みません。
AIにも、何のための記事なのか、誰に読んでほしいのか、何を材料として使うのかを伝える必要があると思います。
そして、出てきたものが違えば、「全部違う」で終わらせず、どこが違うのかを伝え直す。
私はAIを優秀な部下とした組織づくりにも興味があります。
今のところ、役割をいくつも決めて、仕組みとして回せているわけではありません。まずは、記事づくりの中で「質問する役」「整理する役」「確認を助ける役」のような仕事を分けて考えるところから始めたいと思っています。
それぞれをAIにどう頼めばよいのか。
一度にたくさん指示するより、仕事を分けて渡したほうが進めやすいのか。
ChatGPTとClaudeで、使いやすい場面が違うのか。
これらは、今後このブログでも実際に試して記録したいことです。
今の段階で結果を先に書かず、試したあとに何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを書いていきます。
本業の情報をそのままAIへ渡さない
仕事の経験は、ブログを書くうえで自分の土台になります。
ただ、現場の資料や取引先の情報をそのままAIへ入力することと、自分の経験を一般化して話すことは違います。
会社や取引先、働く人の情報には、それぞれ守るべきものがあります。
私は現場監督として考えてきた「目的を伝える」「進み具合を確認する」「最後に判断する」という姿勢は書けます。しかし、特定の現場や人がわかる資料を、このブログのために持ち出すつもりはありません。
家族についても同じです。
子どもたちが自立し始めたことは自分の人生を考えるきっかけとして書きますが、名前や学校、勤務先まで明かす必要はありません。
AIを使えば情報をすぐ整理できます。だからこそ、入力する前に「これは自分だけの話か、誰かの情報も含んでいるか」を考えていきたいです。
記事を早く作ることより、安心して続けられることのほうが大切だと思います。
AIと一緒に学ぶ姿も、記事にしていきます
私は、AIの使い方を完成させてから発信するつもりはありません。
学ぶことは今からでも遅くないと思っています。
使ってみてうまくいかなかったこと。うまく伝えられず、指示を変えたこと。思ったより役に立ったこと。
そうした途中経過を残したいです。
過去にアフィリエイトで挫折した経験があるので、今回も「続けられなくなるのではないか」という不安はあります。
それでも、自分が何に困っているのかを言葉にし、AIと一緒に次の一歩を考えながら進めてみます。
読んでくださる方には、すでにできている人の正解ではなく、同じ年代の一人が試しながら成長していく過程を見てもらえたら嬉しいです。
ブログ記事をAIにどこまで任せるか、今の私の答えははっきりしています。
経験と目的、最後の判断は自分が持つ。
質問や整理、文章のたたき台はAIに手伝ってもらう。
その分担が本当にうまくいくのかは、これから記事を作る中で確かめていきます。
私がなぜ50代の今もう一度ブログを始めたのかは、前の記事でもお話ししています。
